個性的な前面スタイルからファンが多かった9000形ですが、千代田線直通車として登場した経緯から、とにかく小田急の中では異質な存在であったように思います。

機械の面で見れば、4連が全電動車で構成され、発電制動と回生制動を両方装備している等、とにかく重装備な形式。
6連は4M2Tでしたが、中間にT車が2両入るのが特徴的な組成でした。
このT車、とにかく前後からの衝動が酷くて、いつもガタガタしていた記憶があります。

20180212_07

多摩線を走る晩年の9000形。
ギリギリ全編成が健在の頃です。

見た目の面でも、他の小田急車とは多くが異なっていました。
配置が違うクーラーのキセ、そしてキセの間に配置された無線アンテナ、少し高い位置にある側面の窓、スカートの形状も他形式とは異なっています。

その存在感は強く、良くも悪くも注目される形式でした。
特殊性が災いし、5000形よりも先に廃車となってしまったのが、少々悲運だったかもしれません。

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