今日は小田急のマニアック系ネタです。
いつも見ているけど意外と分からない、連結器を取り上げます。

小田急の先頭車には、当然ながら連結器が取り付けられています。
この連結器は、長らくCSD 86というものが装備されてきたのですが、8000形の後期車からCSD 100というものに変更されました。
外見も違うのですが、CSD100の方が解放シリンダーの容量が大きいようです。

つまり、5000形より以前の車両は大きめの連結器、1000形以降は小さめの連結器、8000形はその違いで前期型か後期型が見分けられるといった状況でした。
しかし、ある時この法則が崩れることとなります。

逆10両が存在しなくなったことにより、6両の小田原方連結器を使う機会がほぼなくなりました。
CSD 100の方が、増解結作業がやりやすいようなのですが、そうなると小田原方に付いているCSD 100がもったいないということで、形式を跨いでの交換が開始されます。

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そのような交換が行われると、今まではなかった複雑なパターンが生まれることとなります。
こちらの写真は、連結側となる新宿方の先頭車をCSD 100に交換した5266Fです。
元々がどの形式のものかは分かりませんが、この頃1000形の小田原方や、2000形でCSD 86となった車両が続々登場しました。

その後5000形の廃車で元に戻った編成もありますが、今でも連結器が交換されたままで、登場時と異なる編成が存在しています。