小田急2600形といえば、6両編成の各停用というイメージが強いですが、晩年に一部が8両固定編成化されました。
6本が改造され、2654F、2655F、2656F、2657F、2659F、2666Fとなっています。

2600形の6両は3M3Tを構成しており、この3Mを2本分用いて、6M2Tの8両を作りました。
6両は22本いたので、この時点で11本の8両編成が作れることになります。

この時点で22両ずつのクハとサハが余ります。
実際には、事故でクハとサハが1両ずつ廃車になっていたので、11両ずつが余っていました。

面白いのはここからで、6両のサハと2両のクハを組み合わせ、2000形と同じ機器を使用して8両を3本作る計画でした。
これに該当するのが、2666Fとなっています。

まとめると、16両のクハと4両のサハが廃車となり、8両が14本作られる計画でした。
これを裏付けるのが組み換え後の番号で、6M2Tが2651F~2661Fの11本、4M4Tが2666F~2668Fの3本になったと考えると、納得感のある編成ができあがります。

20180908_05

酷い写真で恐縮ですが、8両の2659Fです。
電連が撤去されているのがその証となっています。

しかし、この計画は途中で変更というか、中止されてしまいます。
結果的には6本の改造だけに終わってしまい、小田急らしい中途半端な結果となってしまいました。