旧形式車両の機器を流用し、吊り掛け駆動で登場した小田急4000形。
2600形と同じ大型車体としながら、3両という短い編成で登場しました。

小田急の大型車において、3両という編成構成は最も短いものです。
奇数の両数というのも基本的には唯一で、2600形が暫定的に登場時は5両となっていたのを除くと、他に例がありません。

後に一部が5両編成化されましたが、この時も奇数という基本が維持されました。
そうなると面白くなるのが併結運用で、基本両数が短いので様々な組成が可能でした。

まずは3両単独での運用です。
これはABF車等の4両と同列で扱われたようで、主にローカル区間における各停での運用だったようです。
車体は大きくても、性能については高性能車と比較して劣るので、そういう意味でも合致していたのでしょう。

単独編成だと、5両編成も存在していました。
晩年は各停で走ったりしていたようです。

続いて3両を2本組み合わせた6両です。
当初は加速度があまり必要ない優等列車等で見られたようですが、晩年は各停としての運用でした。
性能や冷房の有無は異なりますが、両数だと2600形と同様でしたので、乗客目線ではそこまで大きな違いはなかったのでしょう。

両数を伸ばします。
3両と5両を組み合わせた8両も存在しました。
元々は1800形との異形式併結で実現したものですが、続く脱線事故を受けて4000形のみで組成するようになりました。
8両で急行運用を行っています。

最後が5両を2本組み合わせた10両です。
小田急の歴史上で唯一の、完全に同形式、同仕様の編成を2本組み合わせた10両編成の列車です。
朝ラッシュ時の急行で走っていました。

20190119_08

まとめると、4000形だけで3両、5両、6両、8両、10両のパターンを作ることができました。
気になるのは3両を3本繋いだ9両ですが、これは残念ながら存在しなかったようです。

高性能化後は4両と6両に変更されましたので、このような豊富な組成は見られなくなりました。
運用上の都合で10両を組成する機会も徐々に減り、晩年は完全に脇役となってしまいました。

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