2016年にJR東日本と小田急の直通運転が開始され、東京メトロを挟んだ3社間の直通運転が始まりました。
E233系2000番台を小田急線内で見かける光景も日常となりましたが、いつどのようにして小田急に初入線したのでしょうか。

常磐緩行線の車両が小田急に入線する、それは2015年6月17日の終電後のことでした。
日付としては6月18日で、代々木上原から小田急線内に線路閉鎖扱いで入線しました。

代々木上原を出た電車は、向ヶ丘遊園まで来た後に小田原方のY線で折り返し、成城学園前まで戻りました。
その後向ヶ丘遊園までもう1往復した後、喜多見検車区に留置されたようです。

主な目的は誘導障害の試験で、向ヶ丘遊園に隣接する踏切では、万が一の事態に備え係員が配置されていました。
その万が一がこの時は起こってしまい、通過し終える前に遮断機が上がってしまったので、係員が確認をしていました。

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当日は入線の前に雨が降ってしまい、辛い撮影だったと記憶しています。
JRの車両が小田急に入ってきた、その感動はなかなかのものでした。

実際の直通開始まではかなりの期間があったので、長い時間をかけて慎重に行ったことが分かります。
その初入線の場にいられたことは、とても幸せなことだったと、今振り返って思います。