1編成のみが在籍し、ファンからいつも注目された東京メトロ06系。
千代田線から常磐緩行線、小田急線の3社に直通していたので、見られること自体が幸運な車両でした。

そんな06系ですが、実際に見られる確率はどれぐらいだったのでしょうか。
東京メトロの車両が充当される運用に絞れば良いので、全体の編成数を数えてみましょう。

06系が元気に活躍していた頃、10両の6000系は合計で35編成在籍していました。
これに06系の1編成を足すと、全体では36編成となります。

ただ、6000系の中には小田急線に直通できない第1編成がいるのです。
これを除くと、直通できる編成は35本となります。

ややこしいのがここからで、第1編成以外にも小田急に直通しない編成がいました。
直通できないのではなく、基本的には直通しないという扱いだったようで、改めて調べたところ4編成程度あったようです。

まだ調べきれていないのですが、おそらく三菱製のチョッパ装置に換装した編成が該当していると思われます。
小田急線内で撮影した6000系の写真を漁ってみると、これらの編成だけが見つかりませんでした。

この4本を除くと、全体では31本となります。
小田急線内では、1/31ぐらいの確率で見ることができたということでしょうかね。

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6000系だらけの中、とにかく貴重な存在であった06系。
多摩急行が来るタイミングで06系が見えると、一気に気合いが入ったことを覚えています。

車種の統一が進み、こういった楽しみは減ってしまい、撮影する側としては少々寂しくなってしまいました。