小田急の起点であり、多くの列車が発着する新宿駅。
地上と地下にホームが分かれ、5本の線路で列車をさばいています。

その新宿駅ですが、現在の姿になったのは1982年のことです。
元々の新宿駅は地上のみにあり、空も見える駅でした。

開業時から地上にあった駅は、戦後に老朽化が進んできたことから、施設の改良が計画されました。
周辺にある各線との協議の後、地上に3線、地下に2線の駅に改良されることとなり、1964年に工事が完了しました。

すぐに違和感に気付くと思いますが、現在の姿になったのは1982年のことなのです。
これはいったいどういうことなのでしょうか。

当時としてはとても立派な駅になった新宿でしたが、その後の小田急の乗客数は想定をはるかに超える勢いで増加していきました。
そこで、工事の完成から8年しか経っていないにもかかわらず、1972年から再度改良工事が開始されました。
1回目の工事ではホームの長さが短く、将来的に予想される10両運転ができなかったためです。

既に完成した施設を改良するため、地下の2線を閉鎖して行うことになり、地上3線のみを使用した苦しいダイヤとなりました。
工事が進み、1977年に地上の1線が完成すると、念願であった急行の10両運転が開始されました。
順次地上の設備が完成し、1981年に地下ホームが完成、細かい部分の工事が行われた後、1982年に全面完成となっています。

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早くに大改良を行った新宿駅でしたが、皮肉にもそれが工事を長期化させる原因になってしまいました。
それだけ、当時の乗客数の伸びは凄く、予想できる範囲を超えていたといえます。

2回目の改良工事が完成した後は、比較的落ち着いた状態となっており、大きな変化はありません。
このような工事を経て完成した新宿駅は、今日も沢山の列車をさばき続けています。

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