1974年に開業し、近年は利用者も増加した小田急の多摩線。
新百合ヶ丘から小田急永山までが最初に開業し、翌年に小田急多摩センター、1990年に唐木田まで延伸されてきました。

開業から現在まで、多摩線内で改称された駅はありませんが、開業前に予定されていた名称から変更された駅が存在します。
変更されたのは、五月台、小田急永山、小田急多摩センターの3駅です。

どんな駅名だったのかというと、五月台が五力田、小田急永山が乞田、小田急多摩センターが多摩中央とされていました。
五力田と乞田は地名が元になっており、現在も存在します。
多摩中央はそのままといえばそのままですが、中央がセンターに変わったというところでしょう。

施設の名称等では多摩中央としているものも多く、多摩中央警察署や多摩中央公園が存在します。
駅の開業後に建設されたものも多いので、ややこしいですね。

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まだ多摩線の駅が多摩線らしかった頃、五力田となる予定だった五月台です。
当初の名称のままだったら、どんなイメージの駅になっていたのでしょうか。