8両が9編成在籍し、小田急の中では少数派形式の2000形。
所属編成数の割にはバリエーションが豊富なことが特徴で、意外と奥深い形式となっています。

その2000形の最終編成となる2059Fが、今回の記事の主役です。

2059Fは3次車として登場した編成で、基本的には2054Fと同様の仕様となっています。
登場時から他の編成とは違っていたのが電子警笛の音で、3000形以降と同様となっているのが特徴です。

撮る分には他の3次車と変わらなかった2059Fですが、近年になって注目編成となりました。
その理由は2059Fの帯で、他の編成はロイヤルブルーからインペリアルブルーに変更されたのですが、順調に進んできた変更がなぜか2058Fまでで止まり、2059Fだけがそのまま残されているのです。

帯の状態が良かったからという噂を聞きましたが、理由ははっきりしません。
その後は3000形の変更が始まっているので、帯の変更自体を止めたわけでもないようです。

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最近は帯の変更自体もペースが落ちているようで、小田急らしい中途半端な状態になりつつあります。
2059Fがこの先どうなるかは分かりませんが、いきなり変更される可能性もあるので、撮れるうちに撮っておきたい編成です。
帯の状態は確かに良さそうなので、しばらくはこのままかもしれませんが、期待しすぎるのはやめておこうと思います。