ケープアイボリーの車体にロイヤルブルーの帯を巻いた最後の形式、小田急8000形。
その点ばかりに注目が集まりますが、それ以外にも小田急で最後となっている装備がいくつか見られます。

それは車内に存在しており、ステンレスの地肌そのままの扉です。
小田急では、ステンレスの扉を採用してから無塗装としており、それが8000形まで続きました。
1000形から化粧板が貼られ、冷たい印象がなくなりました。

それ以外にも、座席の袖仕切りが装備されていない最後の形式となっています。
8000形と1000形で大きな変化があったため、8000形の廃車が始まると失われていくものが多くあるのです。

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最終章が近付いてきたと思われる小田急8000形。
その雄姿を沢山見ておきたいと思います。