小田急のLSEが定期運行を終えてから、早くも1年が経過しました。
時間はあっという間に過ぎ、次の廃車候補が気になるようになるあたり、鉄という趣味は忙しいものだと痛感します。

話をLSEに戻しましょう。
LSEの集電装置は、晩年シングルアーム式パンタグラフとなっていましたが、これは2005年頃から交換されたものです。

小田急はパンタグラフの交換を積極的に進めた経緯があり、通勤型車両は9000形以降の形式が全てシングルアーム式になっています。
交換自体もかなりのスピードで行われ、2003年の終わりぐらいには全車の交換が完了していました。

当時、ロマンスカーではLSEが唯一菱形のパンタグラフを装備していました。
通勤型車両の交換が済んだ後は、そのままLSEの交換が行われると思われましたが、なぜかそこで交換がストップし、1年以上が経過するのです。
LSEはそのままなのかなと思うようになる頃、今度は突如として交換が再開され、あっという間に全編成が変わってしまいました。

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なぜパンタグラフの交換が止まったのか、その理由は謎のままです。
旧塗装化が行われる少し前に交換されてしまったのが、今振り返ると少々残念なことでした。