他の編成とは異なり、車体を赤くラッピングした小田急1000形が4編成います。
箱根登山鉄道の小田原から箱根湯本の区間を走る車両で、1058Fから1061Fが該当します。

これらの編成は、箱根登山線内を行ったり来たりしているだけなので、小田急の車両なのに小田急線内ではほとんど見る機会がありません。
試運転等では小田急線内を走るので、見る機会自体はありますが、どちらかというと例外といえるでしょう。

外装が変更された直後は、新松田から箱根湯本の区間を走る列車があったため、日常的に小田急線内でも見ることができましたが、現在はなくなってしまいました。

その赤い1000形ですが、実は小田急線内で乗れる列車が存在しています。
平日の19時12分、土休日の20時16分に箱根湯本を発車する上り列車が、唯一の本厚木行きとなっています。
小田原からそのまま小田急線内に直通する唯一の列車で、本厚木までではありますが、赤い1000形が定期列車として走っています。
また、平日の23時40分、土休日の23時47分に伊勢原を発車する下り列車があり、これは小田原行きとして運転されています。

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この写真のように、基本的には箱根登山線内をひたすら行き来している赤い1000形。
時間を見つけて、小田急線内で乗ってみるのも面白いかもしれません。