現在の小田急には、4両から10両までの固定編成が存在します。
小田急は古くから固定編成に対する強いこだわりがあり、決まった車両で編成を組んでいます。

その考え方は設計にも反映されており、電動発電機や空気圧縮機、補助電源装置の容量は編成として考えられています。
また、重量配分等を考慮して、付随車に搭載している場合もあります。
この時点で、そもそも気軽に編成替えをして使うことができなくなっているのです。

2400形までは、同一編成上に続番となる車両が組成されていましたが、2600形以降は各車で番台を区分するようになり、より固定編成の色が濃くなっていきました。

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現在の小田急は、電動車が00番台、付随車が50番台を用いており、編成中の位置に応じて100番ずつ上がっていくようになっています。
法則が分かっていれば、1両の番号が分かれば、他の車両は容易に推測が可能です。

色々と変化が激しい小田急ですが、この伝統は昔から変わっていません。
今後登場する新5000形も、この法則に沿った付番となりそうです。