1995年に運行を開始した小田急2000形。
大きな変化はありませんが、細かい改良を加えながら、今日まで各駅停車の主力として活躍しています。

そんな2000形ですが、登場後の外見的な変化として、帯色のインペリアルブルーへの変更と、フルカラーのLED表示器への交換が行われました。
現在は2059Fのみがロイヤルブルーの帯で残っていますが、フルカラーのLED表示器については全編成で交換が完了しています。

これらの変更は同時期に行われましたが、同時に実施されたわけではなかったため、過渡期には様々な形態の2000形を見ることができました。
現在の2059Fで見られるようなロイヤルブルー帯とフルカラーのLED表示器の組み合わせや、その逆となるパターンが存在したのです。

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帯がインペリアルブルーに変更されていながら、LED表示器が3色のままだった頃の2057Fです。
このような混在期間は短かったため、過渡期だけの貴重な姿となりました。

徐々に仕様が揃っていったのですが、2059Fだけがロイヤルブルーの帯で残り、現在の状況に落ち着きました。
最後まですんなりと終わらないのが、小田急らしいといえば小田急らしいですね。