HiSE以来の前面展望構造を採用し、2005年に運行を開始した小田急のVSE。
2編成が製造され、現在も観光輸送の主役として活躍しています。

VSEが運行を開始する2005年の段階では、LSEとHiSEを合わせて8編成の展望車が在籍していました。
運行開始後、HiSEの2編成が廃車となり、合計の編成数は変化しませんでした。

その後も展望車の置き換えは進められますが、多くはMSEでの置き換えとなり、展望車の総数としては減少していきます。
そんな中で聞こえてきていたのが、幻の第3編成、50003Fの製造が検討されていたという噂です。

結果はその後の事実が示していますが、VSEが増備されなかった理由はいくつか考えられます。

まずは投資額の問題です。
VSEの製造費は、2編成で約35億円となっていて、かなり高額でした。
単純に計算すると、その半分が1編成の金額となりそうですが、実際には製造費以外の金額も含んでいるのでしょうから、1編成だけ追加で製造するとなると、そう簡単でもないのでしょう。

追加の増備を検討するにあたって、この金額は問題となりそうです。
実際問題、VSEが2編成なのか3編成なのかによってブランドイメージに変化はないでしょうから、増備による費用対効果はあまりないかもしれません。

それに関連して、2編成のみというプレミアム感を維持するという方向性もあったのかもしれません。
常に満席というわけでもないでしょうから、適度なプレミアム感があったようにも思います。

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色々書きましたが、第3編成登場の可能性については、あくまでも当時流れていた噂です。
ファンとして、こういった噂話に翻弄されるのは、今も昔も変わりません。

結果的には、MSEが大量に増備され、展望車は合計4編成という状態に落ち着きました。
小田急としては、当面このバランスを維持していくと予想しています。

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