途中駅での分割併合を頻繁に行う関係で、長く電磁直通ブレーキを採用し続けた小田急の車両。
平成になってもその流れは続き、2000形で電気指令式ブレーキを採用するまで、通勤型車両での採用が続いていました。

1000形が最後の採用形式となっていますが、8000形は多くがリニューアルで電気指令式ブレーキに変更されているため、いよいよ消滅の時期が近付きつつあります。
電磁直通ブレーキを装備した車両が小田急にあと何本残っているのか、現状を整理してみたいと思います。

まずは8000形ですが、こちらはシンプルに2本のみとなっています。
界磁チョッパ制御で残る8251Fと8255Fで、そう遠くない未来に廃車となることが予想されます。

続いて1000形ですが、こちらは未更新車のみを数えていけば分かります。
4両の1051F、1053F、1054F、1055F、1058F、1059F、1060F、1061F、1062F、1065F、1068F、1069Fの12本。
6両の1251F、1253F、1254F、1255Fの4本。
8両の1081Fが1本。
10両の1092Fが1本。
ワイドドア車が、1751Fから1756Fまでの6本。

これらを合計すると、合計26本となります。
意外とまだいるようにも思いますが、走行区間が限られていたり、併結していたりすることを考えると、遭遇する確率はあまり高くありません。

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新5000形の登場による廃車や、リニューアルが進むことで、数年後には一気に見られなくなっていくのでしょうね。
いよいよ最終章に入った電磁直通ブレーキを装備した小田急の車両、今のうちに沢山味わっておきましょう。