御殿場線への直通用として登場し、2012年に若くして引退した小田急のRSE。
現在でこそロマンスカーでは当たり前になってしまいましたが、2編成だけの在籍は当時としては少なく、基本的には限られた運用で使われる車両となっていました。

RSEの基本的な運用は、1編成があさぎり号に使われ、もう1編成は小田急線内のはこね号として走るというものでした。
JR東海の371系が検査入場した際には、RSEが代走を担うことになり、2編成のRSEによるあさぎり号も見ることができました。

このような使われ方だったため、RSEは小田原線以外ではほとんど見ることができない車両だったのです。
ホームウェイ号への充当機会があったため、多摩線では夜間に限って比較的見ることができましたが、江ノ島線には登場から引退まで数えるほどしか入線実績がありませんでした。

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今になって思うのは、そういった珍しい姿をもっと記録しておけば良かったということです。
探してみても、出てくるのはあさぎり号やはこね号の写真ばかり、今になって後悔しても遅いですね。