1957年に登場し、小田急ロマンスカーの地位を確たるものとしたSE。
8両の連接車として登場したSEは、その後国鉄の御殿場線に直通するための改造を行い、5両に短縮されて見慣れた姿へと変化しました。

こうして御殿場線へと直通するようになったSEですが、キハ5000形の時代から続く、特殊な運行形態がありました。
それは、御殿場線内も小田急の乗務員が運転するということで、国鉄の試験に合格した乗務員が、境界駅で交代せずにそのまま運転していました。
運転士と同様に車掌もそのままで、全国的にも珍しいことでした。

このようなことになったのは、キハ5000形で直通運転を開始した当時の御殿場線が、蒸気機関車が牽引する客車の列車であり、交代する要員がいなかったためです。
御殿場線にディーゼル車が走り出し、電化された後もそのままのスタイルで直通運転が続きますが、容易には変更ができない国鉄側の事情だったのでしょうか。

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あさぎり号は1991年に相互直通運転とすることになり、車両がRSEとJR東海の371系に変更されるのに合わせ、乗務員も松田で交代するようになりました。
RSEと交代で引退したSE、その裏で長年続いた特殊な運行形態も静かに終わっていったのです。

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