昭和の終わり頃の小田急を代表する形式といえば、8000形と1000形ではないでしょうか。
中型車の一掃と冷房化を一気に進めた時期で、平成にかけての小田急を築いていった形式です。

その8000形と1000形、車両としては共通点がほとんどなく、見た目も大きく違います。
しかし、8000形の最終増備車と1000形の初期車はほぼ同じ時期に竣功しており、時期としては差がほとんどありません。

8000形の最終増備車は4両の8066Fで、1987年10月10日に竣功しました。
これで8000形の増備は終了となり、1000形へと移行していきます。

続く1000形については、1051Fと1052Fが1987年12月23日に竣功しました。
8066Fとの差は約2ヶ月で、ほぼ同じような時期だったのです。

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8000形の後期車は車内が暖色系になる等、1000形に近付いている部分もあります。
新型車の登場時にはこのようなタイミングがあって当然ですが、こんなに近いのはそこまで多くないかもしれませんね。