以前は多くの4両編成が在籍した小田急ですが、近年の長編成化によって年々編成数が減少しています。
現在は8000形と1000形に存在するのみとなり、全体の中では少数派のグループとなっています。

今後8000形の廃車が本格化すると、残るのは1000形のみとなります。
2000形以降の形式には4両が存在しないので、現在のところ4両で登場した形式は1000形が最後となっているのです。

現在のところ、4両が必要となるのは箱根登山線内のみとなっており、4運用となっています。
予備車も含めると、4両は5編成程度あれば良いことになります。
既に専用編成が用意されている状況ですが、検査時等は他の編成が充当され、専用の予備車は存在しません。

このように、箱根登山線内用に4両は必要ですが、その絶対数はかなり少ないのです。
しばらくは1000形を活用していくのでしょうが、いつか置き換えの時期が訪れることは間違いなく、その際にどうなるのかが気になるところです。

パターンとしては、いくつかの可能性が考えられます。
ある程度古くなった車両を短編成化する、特別仕様とした専用形式を新造する、専用をやめて6両と併結して10両にできる車両を用意する等です。

20200202_04

箱根登山線内専用の車両が用意される可能性は意外とあるような気がしており、その場合は新しい4両が登場することになるのでしょう。
しかし、一番可能性が高いのは、6両から2両を抜いて4両にするパターンだとは思うので、今後の展開が気になるところです。

近々の動きとしては、箱根登山線用の1000形がリニューアルされ、違った姿を見せてくれるという展開でしょう。
これらの編成が、1000形としては最も長生きすることになるのでしょうね。