現在はロマンスカーでしか見られなくなり、少々寂しくも感じる小田急の分割併合。
以前は急行が終日に渡って分割併合を行っており、小田急らしさにもなっていました。

相当な本数が絶え間なく分割併合をしていましたが、それは乗務員のみで鮮やかに行われ、あっという間に済まされていました。
それを可能にしていたのが、各先頭車に装備されていた自動解結装置で、電気連結器も組み合わせることで迅速な分割併合を可能にしていたのです。

この自動解結装置は、1975年までに各先頭車に設置され、小田急の分割併合を支えてきました。
設置はかなり短期間で行われましたが、最初に使用を開始したのは1800形でした。
1800形は前面が切妻で、他の車両に比べて分割併合の作業がやりにくかったことがその理由です。

通勤型車両では、1800形と2200形以降の車両に設置されましたが、全ての先頭車ではありませんでした。
1800形の場合は、2両を2本組み合わせた4両が基本となっていたため、両端に出る先頭車のみが設置対象でした。

2200系列についても同様で、通常先頭に立たない車両には設置が行われず、限られた先頭車にだけ設置されていました。
面白いのは2200形で、2201Fから2209Fには設置されず、2211F以降の編成にのみ設置されていたのです。
晩年に中間に挟まって先頭に立たなかったのは、このような理由が関係していたということになります。

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それでは、自動解結装置や電気連結器がない先頭車はどうやって繋がれていたのかというと、この写真に写っているジャンパ連結器を使用していました。
電気連結器がないのが写真からも分かりますが、撤去されたのではなく元から設置されていなかったのです。

自動解結装置の設置後も、ジャンパ連結器が残っている車両が多く存在しましたが、徐々に撤去が進んで見られなくなっていきました。
固定編成化が進むと、自動解結装置も限られた車両のみが持つ装備となっていきそうですね。

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