小田急で最大の勢力となっている3000形の中で、登場時に最もインパクトがあった編成といえば、誰に聞いても3263Fと答えるのではないでしょうか。
床下全面にカバーを装備したその姿は、あまりにも異様な姿から、小田急ファンに変態カバーという不名誉な呼ばれ方をするようにさえなりました。

3263Fは2003年の終わり頃に小田急に入線しました。
当然すぐには営業運転を行わず、念入りな試運転が行われました。
機器の面でもそれまでの3000形とは違いが多かったので、当然といえば当然かもしれません。

試運転が終わった3263Fは、2004年2月に営業運転を開始し、異様な姿の車両が乗客を輸送するようになりました。
他の形式と併結して優等運用も行い、全線でその姿を見ることができるようになりました。

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営業運転開始後は、時々試運転を行いながら使われましたが、2006年2月に変化が生じます。
床下全面だったカバーが電動車の台車付近のみとなり、だいぶおとなしい姿になったのです。

カバーが完全に撤去された車両は普通の姿となりましたが、カバーを設置していた跡が残っていました。

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こうして部分変態となった3263Fでしたが、変態の変体は続いていきます。

床下のカバーは騒音を抑制する効果自体は高かったものの、当然保守性の部分で難がありました。
全密閉式主電動機が登場し、騒音を抑制できるようになったことから、2008年7月に床下のカバーは全て撤去されました。

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こうして普通の3000形となった3263Fですが、今でも床下にカバーを設置していた跡が残っています。
カバーを装備していた期間は4年半程度で、かなり短かったことになります。

既に撤去されてから10年以上が経過しており、かなり昔のこととなってしまいました。
このような車両が今後登場することは、多分もうないのでしょうね。

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