優等列車の合間を縫い、全ての駅に停車して走る各駅停車の列車。
小田急にも当然設定されており、以前は各停と表示していましたが、近年は各駅停車として案内されています。

小田急の場合は各線ごとに折り返し列車が設定されており、小田原線は主に新宿から本厚木の間、江ノ島線は主に相模大野から片瀬江ノ島の間、多摩線は全線を折り返す運用となっています。
近年は長編成化が進んでおり、小田原線では10両での運用が増えてきました。

その小田原線の各停ですが、以前は一部に新宿から小田原まで走り通す列車があり、昔からロングラン各停として親しまれていました。
末端区間のホームが短いため、6両以下の短い編成が充当されることが特徴でした。

しかし、そのロングラン各停を超える列車が、2003年のダイヤ改正で登場しました。
平日に2本設定されたその列車は、新宿から箱根湯本を走り通す各停で、こちらも6両が充当されていました。
乗り通すと2時間半以上もかかる列車でしたが、乗り通す人はまずいなかったでしょう。

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そんなロングランの各停も、都心側で6両の列車が走れなくなったことにより、見ることができなくなってしまいました。
今後全線のホームが10両に対応するようなことがあれば、小田原までの各駅停車は復活する日が来るかもしれませんね。