近年の鉄道車両では標準装備に近いものとなったスカート。
自動車との衝突事故や、人身事故の際に被害を軽減する役割を担っています。

昔は特急型車両等の高速運転をする車両にのみ装備されていましたが、近年は通勤型車両でも装備されるようになりました。

このスカートという装備品、小田急では比較的早くから通勤型車両に設置されており、1972年に登場した9000形で初めて採用されました。
小田急ではこれ以降の標準装備となり、現在まで続いています。

装備された当初のスカートは、電気連結器がなかったため、現在の2000形に似た形状をしていました。
その後、電気連結器が装備される際に開口部が広げられています。

1972年以降の新造車に装備されたスカートですが、従来の車両にも追加で装備が行われていきます。
まずは1972年の中頃に、2400形のクハ2551と2600形のクハ2665に試験的に装備されました。

その後、中型車については不採用となり、2600形、4000形、5000形に装備されました。
クハ2551のスカートは1977年に撤去されています。

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9000形からスタートした小田急のスカートの歴史ですが、基本的な形状は共通しているものの、欠き取りの有無等が形式や編成によって異なります。
後から改造され、形状が変化しているパターンも多く、とても複雑な歴史を辿っています。
スカートの形状は2000形まで引き継がれてきましたが、3000形で大きく変更され、その後は各形式に合った形状のものが装備されるようになりました。

2400形が形式消滅した段階で、早々と全車両にスカートが装備される状態となっていた小田急。
今でこそ珍しいものではなくなりましたが、昔の小田急を象徴する装備品の一つでした。

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