現在は主にロマンスカーのみで行われるようになった、小田急と箱根登山線の直通運転。
以前は急行の多くが箱根湯本まで走っていましたが、現在は小田原で折り返すようになりました。

直通運転の歴史は古く、1950年から小田急の車両が箱根登山線へと乗り入れるようになり、箱根を訪れる利用者の増加に寄与しました。
軌間や架線電圧の違いを、三線軌条と複電圧の採用で克服し、新宿から箱根湯本まで1本の電車で行けるようになったのです。

数々の困難を克服して開始された直通運転は、通勤型車両とロマンスカーの両方で行われましたが、大型車の乗り入れはできなかったため、急行の箱根湯本行きは非冷房の短い車両という状態が長く続きます。
しかし、他の列車とサービスの格差が目立ってきたこともあり、箱根登山線内の改良が行われ、1982年からは大型車の6両での乗り入れが開始されます。
前の6両が箱根湯本行き、後ろの4両が片瀬江ノ島行きという列車が定番化したのはこの頃です。

その後、列車パターンの変更等が行われましたが、6両で箱根湯本まで乗り入れるいうスタイルが長く続き、2000年には直通運転の本数を倍増させることで、朝夕以外は箱根登山線の車両が小田原に顔を出さなくなりました。

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徐々に小田急化が進行した小田原から箱根湯本の区間は、2006年から小田急の列車しか走らないようになり、小田原線と一体化した路線のようになりました。
しかし、その状態は長く続かず、2008年に6両の乗り入れが廃止され、4両の各停が走るようになります。
当初は新松田から箱根湯本を走る列車が設定されていましたが、後に箱根登山線内を折り返すように変わってしまいました。

ロマンスカーを除くと、小田原と箱根湯本で乗り換えが必要となってしまい、以前より利便性は低下してしまったといえます。
バリアフリー化や運用の効率化のために仕方がない部分はありますが、以前の状態を知っていると不便に感じてしまうのは私だけでしょうか。

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