最近の車両では目立たなくなりましたが、少し前に撮影した小田急の車両を見ると、運転席側の窓の下に黒い部分がありました。
車両の置き換えが進んだことや、リニューアルの進行によって、現在は極端に目立つようなものではなくなっています。

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この写真のように、小田急顔の車両や8000形では黒い部分が目立っていました。
今回は、この黒い部分が何なのか、いつ頃から見られるようになったのかについて調べてみました。

黒い部分は乗務員を守る防護板

小田急の車両で多く見られた黒い部分は、2600形以降の形式に設置されたものです。
外から見ると、ガラスの内側に黒いものが貼られているように見えますが、車内側から見ると鉄板がはめ込まれたような構造になっており、黒い部分はそれを隠すものでした。

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2600形の運転席を見ると、下部がこのように隠れた状態となっていることが分かります。
存在感が比較的大きかったこの部分、正体は何なのでしょうか。

これは乗務員を不慮の事故から守るための防護板で、主に人身事故への対策として設置されたようです。
不幸にも乗務員が負傷するという事故があり、それをきっかけとして設置されたといわれています。
設置自体もかなり急速に進んだ記憶があり、気付いた時には全ての車両がこのようになっていました。

防護板が設置された時期はいつ頃なのか

昔の記憶から、1990年代の前半に設置されたというのは分かっていましたが、正確な設置時期がいつ頃なのかを、改めて調べてみました。
所有している小田急関係の書籍や、インターネット上にある写真や動画を一つ一つ見ていく地道な作業です。

調査をした結果、防護板は1992年頃に設置されていたことが分かりました。
どれぐらいの期間で全ての車両に設置したのかは断定できませんが、5月の時点ではない車両があり、8月以降には設置されている車両が目立ちます。
つまり、このぐらいの時期に設置が進められていた可能性が高いということになります。

設置されたきっかけは悲しいものでしたが、すぐに乗務員を保護するために動いたことは素晴らしいことだったように思います。

おわりに

設置された時期をいつか調べようと思っていましたが、始めてみると意外に大変で、特定の月の写真を探すのは困難を極めました。
1992年の5月と8月で違っていることは分かりましたから、機会があればこの間を埋める写真を探してみたいと思います。

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