2020年10月に5000形の5054Fが営業運転を開始し、それに合わせて1ヶ月以上休車となっていた1000形の1751F。
残念ながら廃車となることが確定したようで、休車後に廃車となる最近の傾向どおりとなりました。

今回は、ワイドドア車では初めての廃車となった1751Fを振り返りつつ、残った他のワイドドア車が今後どうなりそうかについてまとめたいと思います。

登場時から6両だった1751F

ラッシュ対策の切り札として、1991年に1000形のワイドドア車が製造されました。
4両が2編成、6両が2編成、合計20両が登場し、その中に1751Fが含まれています。

翌年の1992年にもワイドドア車が製造されましたが、4両のみが4編成で、合計は36両となりました。
6両は2編成のみの少数派で、1751Fと1752Fのみとなったのです。
その後、4両が組み替えられて6両化され、1753Fから1756Fの4編成が誕生し、ワイドドア車は6両が6編成となりました。

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1751Fは組み替えを行っていないオリジナルのままの編成です。
1998年に側面扉の開口幅を2mから1.6mに縮小した以外は、大規模な改造は行われていません。

クヤ31形の牽引車としての顔

1751Fは1051Fや1752Fと同様、クヤ31形の牽引に対応している編成でした。
クハ1951に電源供給用のジャンパ連結器が設置されており、2003年に行われたこの改造によってスカートの形状が変化しています。
クヤ31形の牽引に対応した編成としては初の廃車であり、しばらくは他の2編成がその役目を担うと思われますが、今後の動向が気になります。

その他のトピックスとしては、1995年度にサハ1851の集電装置がシングルアーム式パンタグラフに交換され、冬季の性能を確認する試験が行われました。
試験の終了後に菱形のものに戻されており、その後再度編成全体での交換が行われています。

ワイドドア車の廃車は優先的に進められるのか

ワイドドア車で初めての廃車となった1751Fですが、1000形の6両としても初めての廃車となります。
5000形がデビューして以降、6両の廃車は8000形の8264F、8255Fと続き、その次が1751Fとなっています。

1000形にはワイドドア車ではない編成にも廃車が発生しています。
6両には通常の扉幅の編成と、ワイドドア車の編成がありますが、今後の廃車はどのように進められるのでしょうか。
ワイドドア車ではない6両も廃車候補となっている可能性が高いため、今後の廃車順序が気になります。

1000形のリニューアルが発表された当初から、ワイドドア車は対象編成から外されていました。
度重なる大規模な改造や、ホームドアの導入において障害となることが、その理由と考えられます。
ワイドドア車が走行している範囲の駅にも、ホームドアの導入が今後行われることから、他の6両よりも廃車は優先して進められるのではないでしょうか。

おわりに

5000形の導入によって始まった通勤型車両の置き換えは、8000形の界磁チョッパ制御車、1000形のワイドドア車と続き、いよいよ本命の車両が廃車される段階となりました。
インパクトが大きい側面扉を見られなくなる日は、少しずつ近付いているようです。

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