落雷の被害から車両を守るため、電車に設置されている避雷器。
小田急の車両も例外ではなく、パンタグラフの周辺に円筒形の部品が確認できます。

現役の車両では、8000形、1000形、2000形、30000形が屋根に避雷器を設置しており、全て円筒形のものとなっています。
昔の小田急では、屋根に避雷器を設置している車両の場合、六角形のものを設置していました。
今回はディープな避雷器の世界にご案内します。

落雷の被害から車両を守る避雷器

電車には、落雷が発生した際に機器を守るため、避雷器という部品が取り付けられています。
直接車両に落雷しない場合でも、電車線に高い電圧が瞬間的に発生し、それが車両に流れてしまうと、機器を損傷してしまう場合があります。

このようなことが発生した場合に、避雷器が車両を保護する役割を担っており、とても重要な部品です。
小田急の場合は屋根上に設置されており、最近の形式ではパンタグラフに取り付けられています。
昔はパンタグラフに取り付けられている車両と、屋根に取り付けられている車両があり、形式や編成によって異なっていました。

避雷器が六角形から円筒形のものに交換された時期

小田急で屋根に避雷器を取り付けている車両では、六角形のものが使われていました。
クーラーのキセとキセの間や、車端部に設置されており、独特な形状からか存在感がありました。

20201219_06

見えにくいですが、六角形の避雷器だった頃の9000形です。
8000形の増備途中から、避雷器は円筒形のものに変更となり、現在も同じものを見ることができます。
同様の傾向は他社でも見られ、西武や阪急で六角形から円筒形への変更がありました。

8000形で円筒形のものが採用されて以降、小田急では異なる両方の形状が混在する状況となっていましたが、1990年代の後半になると、六角形から円筒形のものへの交換が始まりました。
資料が足りず、明確な時期は特定できていませんが、1995年の時点では六角形がまだあり、1997年の時点では円筒形に交換されている車両が見られます。
最終的には六角形の避雷器が消滅し、円筒形に統一されました。

この調査は難航しそうですが、引き続き調べていきたいと思います。

おわりに

中間車や屋根上に関係する変化は、後から調査しようと思っても大変なことが多いですね。
細かい部分についても、日頃から記録することが大切なのだと痛感させられました。

Odapediaを応援して下さる方は、以下のリンクを1日1回クリックしていただけると嬉しいです。

鉄道コム

にほんブログ村

人気ブログランキング