小田急で最多の両数を誇り、全346両が製造された3000形。
その3000形の製造区分ごとの仕様差をまとめていく特集の第2回は、5編成目にして大きくマイナーチェンジされることとなった2次車です。

2次車では標準仕様の導入が目立っており、その後の3000形のベースになったといえるでしょう。

2次車の概要

2002年度の終わりから2003年度の初めにかけて製造された8編成で、1次車とは車体を中心として各部の仕様が大幅に変更されました。
3255Fから3258Fと、3259Fから3262Fで仕様が異なる部分があり、前期型と後期型に分けられています。
機器については基本的に1次車と同様で、8編成全てが6両となっています。

車体については、「通勤・近郊電車の標準仕様ガイドライン」に沿った変更が行われ、側扉の幅が一般的な1.3mに、その他の部分はJR東日本の車両等で見慣れた仕様となりました。
日車式ブロック工法であることは変わらないものの、小田急では初めて戸袋窓が廃止され、小田急らしさが一気に失われた車両となっています。

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車内についても変更が発生しており、座席が片持ち式となって配色が変わり、袖仕切りについても大型のものとなっています。
扉部が木目調であることは1次車と同様ですが、若干色が薄くなりました。

後期型ではさらに変更が加えられ、冷房装置や補助電源装置の出力が増強されたものになったほか、側面の表示装置が大型のものとなりました。
後期型の仕様変更は3次車以降にも繋がっており、3000形としての過渡期に登場した車両といえます。

登場から現在までの変化

1次車と同様に大きな改造は行われていません。

外見的には1次車と同様の変更となっており、前面の帯が細くなったことや、ブランドマークが掲出されたことが目立つ程度です。
クハ3250の電気連結器が二段式に変更されてスカートの形状が変化したことや、クハ3550のスカートの開口部が塞がれているのも1次車と同様となっています。

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近年では、前面と側面の表示装置が交換され、3255Fから3257Fの3編成のみがフルカラーのものとなりましたが、3258F以降の編成はそのままとなっています。
機器自体は1次車と同様で、写真撮影時に切れやすいものです。

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基本的な使われ方は登場時から1次車と同じで、現在は単独で使用される機会が増えています。
10両で運転する際は8000形との連結となっていますが、今後他形式の廃車が進むことで、さらに6両単独での使用が増える見込みです。

編成表

3255F:3255-3205-3305-3405-3505-3555
3256F:3256-3206-3306-3406-3506-3556
3257F:3257-3207-3307-3407-3507-3557
3258F:3258-3208-3308-3408-3508-3558
3259F:3259-3209-3309-3409-3509-3559
3260F:3260-3210-3310-3410-3510-3560
3261F:3261-3211-3311-3411-3511-3561
3262F:3262-3212-3312-3412-3512-3562
※左側が新宿方

おわりに

3000形の過渡期に登場した2次車は、3次車以降と異なる部分が多く、1次車と同様に今後の先行きが心配される編成です。
小田急らしさが薄れながらも、一気には変えられなかったと思われる部分が随所に散見され、3次車以降と比較すると面白い編成となっています。

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