搭載しているドアエンジンに起因し、ドアの開閉音は車両によって異なります。
近年の車両は昔に比べると静かになり、技術の進歩を感じるものです。

小田急についても同様の傾向となっており、徐々にうるさい開閉音が静かになってきました。

ドアの開閉音がうるさかった昔の車両

両開きドアが本格的に採用された2400形以降の車両は、ドアの開閉音が比較的うるさくなりました。
開閉時にはそこそこの勢いがあり、ガラガラとした音をたてていました。

この系統のドアエンジンは、2400形、2600形、4000形、5000形、9000形に搭載されており、開閉時の騒がしさが特徴でした。
主電動機等を流用した4000形は、当初ドアエンジンも流用したものを使用しています。
編成や車両によってドアエンジンが異なる形式もありましたが、総じて騒がしいことは共通していました。

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ドアの開閉音に変化があったのは8000形からで、現在のような静かに開閉するものとなりました。
それまでの車両と比較して、8000形や1000形は静かだなと感じたものです。

ドアエンジンの交換が行われた車両

このようにうるさかったドアエンジンですが、後に交換された車両も存在します。

登場時は流用品を使用していた4000形は、後に新しいものに交換されました。
4000形の場合は少々ややこしく、5両化の際に増備された中間車は当初から新しいものを使っており、車両によって異なっていたと記憶しています。

2600形や9000形、5000形の4両については交換が行われなかったと思いますが、5000形の6両はリニューアルの際に交換が行われ、8000形等と同様な静かに開閉するドアとなっていました。
一気に上品さが増し、リニューアルされたんだなというのを強く感じたものです。

おわりに

その車両のイメージにも結び付いていたドアの開閉音。
開閉音が静かな車両は、それだけで新しいと感じさせてくれたものです。