1988年に営業運転を開始した小田急1000形。
小田急1000形全編成ガイドでは、各編成ごとの特徴やデータをまとめています。

1254Fの概要

1989年の終わりに登場した6両で、この編成からが2次車となっています。
1次車と同様、営団地下鉄(現在の東京メトロ)千代田線への乗り入れに対応しており、1256Fまでの2次車が出揃ったことで、9000形は直通運用から撤退することとなりました。

編成の仕様は1次車と共通で、付随車にパンタグラフが搭載された3M3Tとなっています。
千代田線に乗り入れる際は、4両と併結して10両編成を構成しますが、中間に入る先頭車同士は幌で繋がれないため、非常時以外の通り抜けはできませんでした。

1次車とは異なり、途中で千代田線に乗り入れる機器を取り外すことはなく、4000形に交代するまで地下鉄への直通運転が絡む運用を中心に使われていました。
4000形の登場後は、千代田線に乗り入れるための機器を外され、小田急線内ばかりを走るようになっています。

他の4両と組んだ10両で、優等列車として活躍する姿が多く見られましたが、ホームドアの設置が進んだことで、電磁直通ブレーキの車両を極力都心部に入れない方針となり、最近は小田原線の末端区間や多摩線で活躍しています。

編成表

クハ1254-デハ1204-デハ1304-サハ1354-デハ1404-クハ1454
※左側が新宿方

製造区分

クハ1254:2次車
デハ1204:2次車
デハ1304:2次車
サハ1354:2次車
デハ1404:2次車
クハ1454:2次車

製造所

クハ1254:川崎重工業
デハ1204:川崎重工業
デハ1304:川崎重工業
サハ1354:川崎重工業
デハ1404:川崎重工業
クハ1454:川崎重工業

竣功日

クハ1254:1989年12月4日
デハ1204:1989年12月4日
デハ1304:1989年12月4日
サハ1354:1989年12月4日
デハ1404:1989年12月4日
クハ1454:1989年12月4日

1254Fの写真

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