まとめるのが少し遅れてしまいましたが、小田急で通勤型車両の置き換えに新たな動きがありました。
車両メーカーからの到着後、試運転を行っていた5000形の5059Fが営業運転を開始し、1000形には休車が発生しています。

5059Fが営業運転を開始したことで、小田急の通勤型車両にはどのような変化が発生したのでしょうか。

5000形の5059Fが営業運転を開始

日本車輌製造を出場し、小田急に到着後は試運転等を行っていた5059Fは、2021年10月26日から営業運転を開始しました。
これまでの編成と同様の10両固定編成となっており、5000形としては9編成目となります。

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5000形の2021年度の増備分は5059Fで終了と考えられるため、これで予定されていた編成が全て営業運転を開始したとみられます。



2021年度の置き換えは、5059Fの登場に伴うものである程度一段落すると思われますが、5060F以降とみられる編成も車両メーカーで目撃されているようですから、来年度以降も目が離せない状態が続きそうです。

1000形の未更新車にも気になる動き

新しい車両が走り始めるということは、それによって引退する車両が発生することも意味しています。
5059Fの営業運転と同時に早速動きがあり、1000形の1756Fが休車となっているようです。
この動きによって、次に廃車となるのは1756Fである可能性が高くなりました。

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1000形のワイドドア車は、いよいよ1754Fの1編成を残すのみとなりましたが、こちらについても気になる動きを見せています。
5059Fが営業運転を開始して以降、1754Fも営業運転を行っておらず、予備車のような位置付けとなってしまった可能性があります。
現在のところ休車とはなっていないようですが、走る姿を見る機会はもうあまりないのかもしれません。

そして、気になることはもう一つあり、4両で置き換えられる編成がどうなるのかという点です。
現在も車籍がある4両の未更新車は、1051F、1058F、1061Fの3編成となっていますが、これらの編成の中から廃車が発生すると考えられます。
1058Fは検査期限に余裕があるため、1051Fか1061Fのどちらかが廃車となる可能性が高いとみられますが、1051Fが既に臨時列車用に近い扱いとなっていることが気になります。

いずれにしても、1000形の未更新車がさらに減少することは間違いないと考えられ、さらに見かける機会が減少しそうです。

おわりに

増備が進んだ結果、5000形は2000形と同じ編成数にまで増加しました。
まだ増えることは間違いないでしょうから、8000形や1000形よりも見かける存在となる日は近そうですね。