現在は6形式が在籍し、日々多くの乗客を輸送している小田急の通勤型車両。
それぞれの車両に個性がありますが、形式によって完全に運用が分かれていないため、同じ時間の列車でも日によって異なる形式が充当されています。

色々な形式が来るということは、乗車する際に当たり外れがあるということでもあります。
今回は完全に私の主観で、シーン別にどの車両が来ると快適なのかをまとめてみたいと思います。

ラッシュ時に乗ると快適な車両

通勤型車両が本領を発揮するタイミングといえば、やはりラッシュ時の輸送です。
最近は以前より少し混雑度が下がりましたが、満員の乗客で溢れる車内においては、少しでも快適に過ごしたいと思う時間帯でしょう。

最も混む列車種別ということで、快速急行で立って乗る場合をイメージしてランキングにしてみます。
快速急行での走行が基本的にはないため、2000形は除外することとします。

1位:8000形
2位:5000形
3位:1000形
4位:3000形
5位:4000形

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詰め込みができるという面では、8000形が最も快適だと感じます。
車両の幅が広く、車内で立てる面積も広いため、混めば混むほど他の形式よりは快適です。

2位と3位は悩みましたが、広々していて新しいという観点で、5000形を2位としました。
4位以降は説明するまでもない気はしますが、車内が最も狭いという点で4000形を5位としています。
朝のラッシュ時においては、車内の広さが最も重要だと感じています。

空いている時に乗ると快適な車両

ラッシュ時の反対として、空いている場合ではどうなるでしょうか。
列車の種別は問わず、空いている時に座って乗ることをイメージして、ランキングにしてみましょう。

1位:5000形
2位:1000形
3位:2000形
4位:4000形
5位:8000形
6位:3000形

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乗車するシーンが変われば、だいぶ快適な車両も変わります。
1位には5000形を入れましたが、座り心地の良い座席、広く明るい車内等、とにかくバランスが良いといえます。
2位とした1000形については、更新車の明るい車内は魅力的ですが、総合的には若干5000形に劣るように思います。

混んでいる時は快適な8000形については、1人あたりの座席の幅が狭い点や、袖仕切りがないことで5位としました。
6位は3000形ですが、座席の座り心地が悪く、暗い車内等がそのように位置付けた理由です。

暑い夏に乗ると快適な車両

最後に、近年過酷さを増す暑い夏に乗ると快適な車両です。
暑い暑い昼間に、涼しさを求めて車内に入る瞬間をイメージしてランキングにしてみましょう。

1位:1000形
2位:8000形
3位:5000形
4位:2000形
5位:4000形
6位:3000形

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現役の車両の中で、車内の配色が最も涼しいと感じる1000形を1位としました。
2位と3位は悩みましたが、金属面の露出が多い8000形を2位としています。

5位の4000形は、車内の中央にラインデリアがないため、その場所に入ってしまうと辛いためです。
3000形はまたしても6位ですが、これは空調が臭いことを理由としています。

おわりに

完全に独断と偏見でまとめているため、人によって様々なご意見があることと思います。
私個人としては、総じて近年の車両はレベルが高いと感じており、この流れが続くことを願うばかりです。