あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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小田急では2021年から2022年にかけても終夜運転が行われず、静かな年越しとなりました。
今年の小田急ではどんな変化があるのか、分かっていることを中心にまとめ、今年最初の記事としたいと思います。

ダイヤの変更と車両の動き

毎年の恒例となっている春のダイヤ改正は、2022年にも行われることが発表されました。
しかし、小田急はダイヤ改正という表現を使わず、ダイヤの変更を行うとしています。

このような表現となった背景は、利用者の行動変化によって運行本数が見直され、全体的には減便や両数が短くなるといった変更が中心となるためです。
複々線化の完成によって運行本数がかなり増えていましたが、それらを現状に合わせた輸送力に合わせていく動きとなっています。

ダイヤの変更によって、車両面でも多くの変化が予想されます。
最も大きなものとしては、3月12日のダイヤの変更で50000形(VSE)が定期運行を終了し、その後は臨時列車等でのみ走るようになることが発表されています。
ロマンスカー自体の運用が減らされるようで、当面は日常の利用を重視したダイヤとなりそうです。

通勤型車両についても、引き続き動きがありそうです。
運用数の見直しが発生しそうなほか、引き続き5000形の増備が行われるとみられ、1000形の未更新車はさらに数を減らすと予想されます。
最後まで残るのはノーマルドアの6両となりそうですが、6両の運用数が増えそうなことから、今後の展開が読みにくくなりました。

設備の変化や小田急グループで消えるもの

苦しい状況が続いているということもあり、設備投資はかなり抑えられていますが、1000形のワイドドア車やVSEが整理されることで、主要駅を中心にホームドアの設置が2022年も進められそうです。
駅のリニューアル等は、新百合ヶ丘や藤沢で予定していることが発表されていますが、具体的な動きはまだありません。
いつもはどこかの駅が工事をしているような状況でしたが、そういった動きが途絶えつつあります。

大きな変化としては、9月末に新宿にある小田急百貨店の本館が営業を終了します。
これは西口の再開発に伴うもので、跡地には高層ビルが建設される予定です。
見慣れた新宿駅西口の風景が見られるのは、今年が最後になるのでしょう。

もう一つ大きなトピックスとして、2月28日にHOKUOの全39店舗が閉店することが発表されています。
10店舗はドンクに事業譲渡されますが、小田急沿線で親しまれたHOKUOは姿を消すこととなりそうです。

おわりに

どうしても明るい話題が少なめとなってしまいますが、苦しい中でも知恵を絞り、小田急がそれを乗り越えようとしていることが最近はとても伝わってきます。

まだ発表されていないような動きが今後出てくるかもしれませんが、そんな小田急の魅力を一つでも多く伝えるべく、微力ながら今年も頑張っていきたいと思います。
本年も何卒よろしくお願いいたします。