1983年に営業運転を開始した小田急8000形。
小田急8000形全編成ガイドでは、各編成ごとの特徴やデータをまとめています。

8264Fの概要

1986年に登場した編成で、6両の6次車にあたります。
8000形としては最も後期に製造されたグループですが、車内の配色は寒色系のままとされていました。

編成の仕様は後期車の標準的なもので、冷房装置がCU-195Bとなっているほか、連結器はCSD 100が採用されました。
6両で後期の仕様となっている編成は少ないため、比較的少数派の編成です。

2007年度にはリニューアルが行われますが、8264Fからは主電動機が4000形と同様のものに変更され、それまでの編成とは走行音が変化しています。
車体の側面にあったOERの切り抜き文字についても撤去されており、ブランドマークの掲出を控えての対応であったと思われます。

近年は8064Fと組んだ10両で使われていましたが、2019年6月19日に発生した踏切事故で損傷して以降は休車となり、その後再起することなく廃車となりました。
8000形としては初の廃車で、界磁チョッパ制御のままの編成よりも先に姿を消しています。

編成表

クハ8264-デハ8214-デハ8314-サハ8464-デハ8514-クハ8564
※左側が新宿方

製造区分

クハ8264:6次車
デハ8214:6次車
デハ8314:6次車
サハ8464:6次車
デハ8514:6次車
クハ8564:6次車

製造所

クハ8264:日本車輌製造
デハ8214:日本車輌製造
デハ8314:日本車輌製造
サハ8464:日本車輌製造
デハ8514:日本車輌製造
クハ8564:日本車輌製造

旧番号

サハ8464:デハ8414

竣功日

クハ8264:1986年10月9日
デハ8214:1986年10月9日
デハ8314:1986年10月9日
サハ8464:1986年10月9日
デハ8514:1986年10月9日
クハ8564:1986年10月9日

車体修理竣功日

クハ8264:2007年11月22日
デハ8214:2007年11月22日
デハ8314:2007年11月22日
サハ8464:2007年11月22日
デハ8514:2007年11月22日
クハ8564:2007年11月22日

廃車日

クハ8264:2020年4月1日
デハ8214:2020年4月1日
デハ8314:2020年4月1日
サハ8464:2020年4月1日
デハ8514:2020年4月1日
クハ8564:2020年4月1日

8264Fの写真

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