電車がホームに到着する際、ウルトラマンに関係する接近メロディーが流れる小田急の祖師ヶ谷大蔵駅。
駅前にはウルトラマンのシンボル像があり、ウルトラマンを活性化の軸としたまちづくりが行われています。

とにかく目立つウルトラマンのシンボル像は、いつ駅前に設置されたのでしょうか。

祖師ヶ谷大蔵駅とウルトラマン

祖師ヶ谷大蔵の駅前には、ウルトラマンの大きなシンボル像が設置されています。
赤と銀の姿はとても目立ち、駅を出るとすぐに視界へと飛び込んできます。

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赤が多く使われている小田急バスと並んでも、このように負けないほど目立っています。
シンボル像以外にも、商店街の入口にはウルトラマンのキャラクターを用いたアーチが設置されているほか、街路灯にもキャラクターをモチーフにしたものがあります。

これらは円谷プロダクションの初代社屋が近くにあったことにちなみ、ウルトラマン商店街として生まれたもので、祖師谷みなみ商店街、祖師谷商店街、祖師谷昇進会商店街の三つの商店街を総称したものとなっています。

小田急の駅でも、ホームではウルトラマンにちなんだ接近メロディーが使われており、下りホームでは「ウルトラセブンの歌」、上りホームでは「ウルトラマンの歌」が流れます。
とても上手くまとめられたメロディーだと思っており、個人的には小田急の接近メロディーで最も好きなものです。

シンボル像はいつ設置されたのか

祖師ヶ谷大蔵を象徴する存在となったシンボル像は、2006年3月19日に設置されました。
同日には商店街のアーチも設置され、ホームで接近メロディーの使用も開始されています。

シンボル像の設置は、ウルトラマン商店街の1周年に合わせたものですが、小田急のダイヤ改正が前日の3月18日に行われているため、接近メロディーの使用を開始するタイミングとの調整もされているのでしょう。
当時の祖師ヶ谷大蔵は複々線化が済んで間もない頃で、接近メロディーの導入と合わせて話題になったことを覚えています。

設置当時と現在ではシンボル像の位置が異なっており、駅前広場の整備工事に合わせて移動しました。
駅を出てすぐの場所にあるため、気軽に途中下車してみるのもよいのではないでしょうか。

おわりに

祖師ヶ谷大蔵といえばウルトラマンを連想するほど、そのイメージは定着したようにも思います。
シンボル像の設置から15年以上が経過していることにも驚き、時の流れは早いものだと改めて実感しました。