従来の車両とは設計方針を大きく変更し、2002年に営業運転を開始した小田急3000形。
小田急3000形全編成ガイドでは、各編成ごとの特徴やデータをまとめています。

3258Fの概要

側扉を通常の幅に戻し、標準的な車体に改めた2次車として3258Fは登場しました。
2次車には前期型と後期型がありますが、3258Fは2002年度の終わりに登場した前期型に属します。

車体の仕様は2次車以降の標準的なものとなっていますが、側面にあるLED表示器が1次車と同様に小さく、冷房装置も2次車の後期型以降とは異なっています。
2次車は仕様変更の過渡期に登場した車両となり、他とは異なる仕様が目立つ編成となりました。

登場から現在まで大きな改造は行われていませんが、前面の帯が3263F以降と同様に細くされたことや、スカートの開口部を塞ぐ改造等が行われたことで、外見には変化が生じています。
3257Fまでの編成はLED表示器の交換が行われていますが、なぜか3258Fは交換が行われておらず、登場時のままの状態を維持しています。

ブレーキ読み替え装置を活かし、単独での運用だけではなく、かつては他形式と併結しての10両も頻繁に見られましたが、車両の整理が進んだ結果、併結しての走行機会は減少しました。
現在は主に単独で使用されており、小田原線の町田以西や支線を中心に活躍しています。

編成表

クハ3258-デハ3208-デハ3308-デハ3408-デハ3508-クハ3558
※左側が新宿方

製造区分

クハ3258:2次車
デハ3208:2次車
デハ3308:2次車
デハ3408:2次車
デハ3508:2次車
クハ3558:2次車

製造所

クハ3258:東急車輛製造
デハ3208:東急車輛製造
デハ3308:東急車輛製造
デハ3408:東急車輛製造
デハ3508:東急車輛製造
クハ3558:東急車輛製造

竣功日

クハ3258:2003年3月19日
デハ3208:2003年3月19日
デハ3308:2003年3月19日
デハ3408:2003年3月19日
デハ3508:2003年3月19日
クハ3558:2003年3月19日

3258Fの写真

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