2019年度に最初の編成が登場して以降、順調に勢力を拡大しつつある小田急の5000形。
最新の編成となる5061Fが営業運転を開始し、さらに見かける機会が増えてきました。

既に通勤型車両の主力となりつつある5000形について、現状を整理してみたいと思います。

営業運転を開始した5061F

川崎車両で製造され、2022年10月1日の未明に小田急へと到着した5061Fが、11月7日より営業運転を開始しました。
2022年度に増備予定の5000形としては2本目にあたり、他の編成と同様に全線で活躍をしています。

20221113_02

これまでに登場した編成と同様、5061Fについても10両となっており、大きな仕様変更もないようです。
5000形は増備の過程における仕様変更が少なく、統一された仕様での製造が続いています。

保有車両数の削減が進められているため、直接的に関係しているかは分からないものの、5000形の増備と並行して8000形の廃車が進められています。
新しい車両が走り出せば、古い車両が引退していくのは仕方がないことであり、今後も少しずつ世代交代が進んでいくのでしょう。

増備が続く5000形の現状

小田急の新しい通勤型車両として増備が進む5000形は、100両を超える勢力となっています。
既に1000形や2000形よりも両数が多く、走っている姿を見かける機会もかなり多くなりました。

現在までに増備された編成は全て10両となっており、8000形や1000形の置き換えが進められています。
各年度ごとに増備された両数は、以下のとおりとなります。

2019年度:10両
2020年度:40両
2021年度:40両
2022年度:30両

2022年度分は20両が既に登場しており、5061Fの登場によって在籍両数は110両となりました。
残りの10両は今後5062Fとして登場する見込みで、2022年度末の時点では120両となる予定です。

運用範囲は小田急線内の全線で、各駅停車から快速急行まで幅広く運用されています。
2023年度以降の増備については不明ですが、120両だけで製造が終わる可能性は低く、中断の可能性はありつつも、増備は今後も続くと思われます。
当面は10両での増備が続くと考えられますが、6両が登場する可能性はありそうで、その場合にはリニューアルを行った3000形と同様の構成になるのかもしれません。

おわりに

在籍する両数が増えてきたことで、5000形に当たることが多くなりました。
車両自体の評判もよさそうなので、利用者の満足度向上にも寄与しそうですね。