駅同士は近くにありながら、周辺の雰囲気はかなり異なる黒川と若葉台の両駅。
小田急と京王の乗り換えは永山や多摩センターで行いますが、黒川と若葉台も歩けるぐらいの距離に位置しています。

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両駅を直接歩いて行き来するケースはほぼないでしょうが、実際にはどれぐらい離れているのでしょうか。

黒川と若葉台の距離

小田急の多摩線と京王の相模原線は、多摩ニュータウン内で並走するのがお馴染みで、運がよければ競走するようなシーンにも遭遇することがあります。
乗り換えが可能な駅は二つあり、小田急永山と京王永山、小田急多摩センターと京王多摩センターが該当します。

そして、やや距離は離れてしまうものの、意外と近くに位置しているのが、黒川と若葉台の両駅です。
両駅は直線距離で700m程度であり、歩けなくはない位置関係にあります。

それぞれの線路は目視することも可能であり、付近に住んでいる方はどちらの駅も利用可能となっています。
乗り換えが可能という表現は不適切でしょうが、歩いても10分はかからない距離となっているため、近くにある駅とは表現してもよい部類といえるでしょう。

大きく異なる駅周辺の雰囲気

近くにある黒川と若葉台ですが、駅周辺の雰囲気は大きく異なります。
黒川の駅前はかなり静かなのに対して、若葉台はかなり賑わっているのです。

このような差が生まれている背景には、両駅の立地が関係していると考えられます。
両駅はどちらも神奈川県の川崎市内にありますが、若葉台は駅の北側が東京都の稲城市に隣接しています。
栄えているのは北側となっており、商業施設が多数あるほか、高層住宅も建ち並んでいます。

黒川のほうはというと、駅前には空き地が目立ち、少し歩くと自然が多く残っており、商業施設はほとんどありません。
すぐ近くにありながら、全く別の地域なのではないかというほどの差があり、歩いてみると風景が一変することに驚かされます。

おわりに

近くにありながら、駅前の雰囲気はまるで異なる黒川と若葉台。
黒川の近くに住んでいながらも、日常の買い物は若葉台まで行くという方も多いかもしれませんね。