新宿から小田原までを結ぶ小田原線をはじめ、合計で3路線を営業している小田急。
東京都と神奈川県内を走行しており、都市部から郊外へと風景は変化していきます。

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路線が長いこともあり、小田急は起点から終点までの間に多くの市区町村を通過します。
それらの中で、小田急しか鉄道路線がない市区町村は、どれぐらいあるのでしょうか。

小田急の駅がある市区町村

路線の全長が120.5kmとなる小田急には、多くの市区町村に駅があります。
駅の数は全体で70となっていますが、神奈川県内にある駅のほうが数としては多めです。

小田急の駅がある市区町村を一覧にすると、以下のとおりとなります。

【東京都】
・新宿区
・渋谷区
・世田谷区
・狛江市
・町田市
・多摩市

【神奈川県】
・川崎市多摩区
・川崎市麻生区
・相模原市南区
・大和市
・藤沢市
・座間市
・海老名市
・厚木市
・伊勢原市
・秦野市
・足柄上郡松田町
・足柄上郡開成町
・小田原市

駅の数自体が多いこともあり、神奈川県のほうが市区町村も豊富です。
数駅で市区町村が変わることも多く、様々な地域を通っているのが特徴といえるでしょう。
全体の数としては19となっており、4駅ずつぐらいのペースで市区町村が変わる計算になります。

小田急しか鉄道路線がない市区町村

前述のとおり、19の市区町村に駅があることが分かりましたが、その中で小田急しか鉄道路線がない市区町村はどれぐらいあるのでしょうか。
地図を眺めつつ確認してみたところ、以下のような結果となりました。

【東京都】
・狛江市

【神奈川県】
・厚木市
・伊勢原市
・秦野市
・足柄上郡開成町

全体では5の市区町村が該当し、日本で二番目に面積が小さい狛江市が、東京都としては唯一当てはまりました。
伊勢原市内には大山ケーブルカーが走っていますが、鉄道路線とは少し性格が違うため、含んでいません。

これらの市区町村を眺めていると、小田急に対して協力的な自治体が多いことに気付かされます。
多方面と向き合わなければいけない自治体と比較して、住民の合意形成等がしやすいのかもしれませんね。

おわりに

小田急しか通っていない市区町村があり、狛江のように新宿が比較的近い地域もあります。
伊勢原市や秦野市のような存在が、都市部から離れた地域でも電車が混んでいるという、小田急特有の状況を生み出しているともいえそうです。