西口の再開発が本格的にスタートしたことに伴い、徐々に駅構内でも変化が起きつつある小田急の新宿。
最近の話題としてはロマンスカーカフェの閉店があり、工事の本格化に向けて動きが慌ただしくなってきました。

そんな新宿の駅構内には、ロマンスカーのイラストが描かれた壁があります。
既に工事の影響を受けつつあり、今後の展開が気になる存在となってきました。

ホームの壁に描かれたロマンスカーのイラスト

乗降用には使われていませんが、新宿の1番ホームにはロマンスカーのイラストが描かれている壁があり、他のホームからもよく見えます。
場所は小田原方の端にある壁で、歴代のロマンスカーを側面から見た姿が描かれており、3000形(SE)から最新型の70000形(GSE)までが並んでいます。

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改札等があって賑やかな終端側とは異なり、小田原方はどうしても静かで暗めな空間となってしまいますが、イラストはそんな空間の雰囲気をよくする役割も担っているといえるでしょう。

このイラストが描かれたのは2015年のことで、GSEはまだ登場していなかったため描かれず、60000形(MSE)で終わっていました。
その後は新ロマンスカーが登場するというシルエットが描かれ、最終的にGSEが追加されて現在に至ります。

気になるイラストの今後

小田原方のシンボルとなっているロマンスカーのイラストですが、2022年に変化が発生します。
GSEの右側付近に仮囲いが設置され、何か動きがあるのではないかと騒がれ始めたのです。
しかし、結果は工事用と思われる配管の設置で、先ほどの写真を見ると分かるように、イラストの下部が隠れてしまうものでした。

もう少しなんとかならなかったのかなと思いつつ、ロマンスカーのイラスト自体は見える状態であることに安堵していましたが、最近はさらに変化が生じてきています。
イラストの上部自体も隠れ始めており、車両が見えない状態となりつつあります。

さて、問題はロマンスカーのイラストが今後どうなるのかという点です。
撤去されてしまうのではないかと心配になりますが、そのままの状態で作業が進められているため、当面は隠れながらも現状維持になると推測されます。
最終的にどうなるのかは予想しにくいですが、ホームの小田原方は建物を解体する影響をあまり受けないようにも思われ、工事の終了後は元に戻る可能性もありそうです。

おわりに

小田原方のホームを楽しくしてくれる、ロマンスカーのイラストが描かれた壁。
工事の進展によってどうなっていくのかが気になりますが、果たしてどのような結果となるのでしょうか。