お茶の間でテレビを見ていると、ふとした瞬間に流れてくる小田急ロマンスカーのCM。
印象的なCMソングが定番となっており、箱根の魅力を盛り込んだものが中心となっています。

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おなじみとなっている小田急のCMソングは、いつから使用されているのでしょうか。
意外なほどアレンジ違いも多いCMソングについて、少し掘り下げてみたいと思います。

2002年から使用されているCMソング

小田急ロマンスカーのCMといえば、おなじみの曲を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
このCMソングは「ロマンスをもう一度」という曲で、作詞は上野泰明氏、作曲は葛谷葉子氏となっています。
歌詞を書くことは著作権の関係で避けますが、あえて書かなくてもイメージできるぐらいには、定着しているCMソングといえそうです。

すっかり定着したCMソングは、2002年から使用されているもので、既に20年以上の歴史を持っています。
2002年の小田急ロマンスカーは、箱根観光の利用客が減少を続けている状況となっており、宣伝に使用する車両を30000形(EXE)から10000形(HiSE)に変更したタイミングでもありました。
ロマンスカーの観光利用を強く訴求するため、このCMソングが誕生したということなのかもしれません。

当然のことながら、初期の段階では50000形(VSE)は登場しておらず、CMでもHiSEが使われました。
やがてそれはVSEへと代わり、現在は70000形(GSE)に引き継がれています。

CM自体は箱根の魅力を盛り込んだものが中心で、季節に合わせた内容で構成されます。
コロナ禍でCMを見かけることがなくなったように感じますが、今後は徐々に復活してくるのでしょうか。

豊富なアレンジ違い

ロマンスをもう一度を歌っているのは、オリジナルの葛谷葉子氏が有名ですが、CMによって様々なアレンジがあります。
その全てを把握することは不可能といえますが、歌っている方もかなり多く、アレンジ違いは多岐に渡ります。
歌がないバージョンもあり、CMの内容に合わせて変えられているようです。

歌っている方を全て調べるのは難しそうですが、青葉市子氏、阿部芙蓉美氏、アン・サリー氏、おおはた雄一氏、kazami氏、畠山美由紀氏といった方々の情報に辿り着きました。
他にもいそうな気はしていますが、今後も年を追うごとに増えるのでしょうか。

おわりに

車内のチャイム等でも使用され、ロマンスカーの曲として定着しているロマンスをもう一度。
アレンジを変えつつ使用され続けているのは、それだけロマンスカーのイメージに合っているということなのかもしれませんね。