小田急では、2000形から電気指令式ブレーキを採用しました。
異形式での併結を行う小田急では、長らく電磁直通ブレーキを採用してきましたが、併結運用を行わない2000形でようやく通勤型車両での変更ができたのです。

2000形の後を受け、その後3000形が登場します。
こちらは併結運用を日常的に行うため、簡単ではありませんでした。
電気指令式ブレーキを装備するのですが、それを実現するためにブレーキ読替装置を装備し、従来と同様に異形式での併結運転を可能としました。

驚くのはその汎用性の高さで、当時古参の4000形から新しめの1000形まで、全ての4連と併結が可能だったのです。
こうして徐々に車両を置き換えることで、ブレーキ指令方式の変更を小田急は進めました。

現在は電磁直通ブレーキの方が少数派となってしまい、趣味的には少し寂しいぐらいになっています。

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写真は後ろに3000形を繋いで試運転中の5000形で、多分ブレーキ関係の試験だと思われます。
乗り心地は完璧ではありませんでしたが、これを実現したことには当初相当驚かされました。