登場から10年程度で廃車されてしまった東京都交通局の10-300R形。
悲運な役割を担った同形式ですが、新宿線のATCを更新するタイミングにおいて、重要な役割を果たしました。

10-300R形は、10-000形の中で経年が浅い中間車を複数の編成から集め、両先頭車のみを新造した編成です。
しかし、登場時はATCの更新が行われていたことに関係し、既存の編成から先頭車だけを交換した暫定編成を組んでいました。

車体構造が違う車両が寄せ集められた状態となったので、その凸凹編成ぶりは凄いものでした。

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写真は京王線内で撮影した暫定編成です。
お尻が切れそうなのがあまりにも残念な写真ですが、撮っていただけ良しとしましょう。