ABFM系列とは、小田急2200形、2220形、2300形、2320形をまとめたグループを指します。
登場時の役割はそれぞれ異なっていましたが、最終的に2両の高性能車に統一されたため、まとめて扱われていました。
廃車後は富士急行と新潟交通に譲渡された同グループですが、各形式にはかなりの個性があり面白い形式でした。
特徴的なのは、2220形、2300形、2320形は元々4両で登場した形式であり、先頭車に改造された車両が多くあったことです。
2300形は元々2枚窓の前面を持っていたので、全車が改造された運転台を持ちます。
さて、この増設運転台ですが、既存の先頭車とは異なり、2400形に合わせたものとなっています。
若干表情が異なる他、埋め込まれた行先表示が特徴です。
しかし、晩年の写真を見ていると、この先頭車が前に出ているものがほとんどありません。
なぜこれらの先頭車は先頭に立たなかったのでしょうか。
それは晩年のABFM系列が編成を半固定化されていたということが直接的な原因なのですが、なぜ半固定化されたのかというところが気になるわけです。
その半固定化された理由ですが、それぞれの先頭車で装備が異なっていたからというものです。
最大の理由が電気連結器の有無で、増設運転台にはこれが装備されていませんでした。
そのため通常運用で先頭に立つことは不可能であり、これが半固定化され中間に入っていた理由です。
その他にも、列車無線アンテナの有無等があり、複合的に絡んでいたと考えられます。
2200形の2枚窓車も、晩年は中間に入ることが多かったのですが、これも電気連結器の有無によるものです。
富士急行に譲渡された元2220形です。
増設された運転台側も先頭に立ち、ABFM系列でほぼ統一されて活躍していました。
少数のグループながら個性が多かったABFM系列。
とても面白い車両たちでした。
登場時の役割はそれぞれ異なっていましたが、最終的に2両の高性能車に統一されたため、まとめて扱われていました。
廃車後は富士急行と新潟交通に譲渡された同グループですが、各形式にはかなりの個性があり面白い形式でした。
特徴的なのは、2220形、2300形、2320形は元々4両で登場した形式であり、先頭車に改造された車両が多くあったことです。
2300形は元々2枚窓の前面を持っていたので、全車が改造された運転台を持ちます。
さて、この増設運転台ですが、既存の先頭車とは異なり、2400形に合わせたものとなっています。
若干表情が異なる他、埋め込まれた行先表示が特徴です。
しかし、晩年の写真を見ていると、この先頭車が前に出ているものがほとんどありません。
なぜこれらの先頭車は先頭に立たなかったのでしょうか。
それは晩年のABFM系列が編成を半固定化されていたということが直接的な原因なのですが、なぜ半固定化されたのかというところが気になるわけです。
その半固定化された理由ですが、それぞれの先頭車で装備が異なっていたからというものです。
最大の理由が電気連結器の有無で、増設運転台にはこれが装備されていませんでした。
そのため通常運用で先頭に立つことは不可能であり、これが半固定化され中間に入っていた理由です。
その他にも、列車無線アンテナの有無等があり、複合的に絡んでいたと考えられます。
2200形の2枚窓車も、晩年は中間に入ることが多かったのですが、これも電気連結器の有無によるものです。
富士急行に譲渡された元2220形です。
増設された運転台側も先頭に立ち、ABFM系列でほぼ統一されて活躍していました。
少数のグループながら個性が多かったABFM系列。
とても面白い車両たちでした。
コメント
コメント一覧 (1)
車掌台側を封鎖出来るようにしてあったことが関係しているのかも知れませんが、列車無線取付の際に中間封じ込め(1800も同様)とされ、そのため電連も装備されませんでした。
一時はマスコンも撤去されていた車輌が存在したことは、意外と知られてないようですね。
ワタシダ
がしました