JR東日本のE233系をベースとして、地下鉄直通用形式として登場した小田急4000形。
E233系の仕様を極力変えないようにしているため、従来の車両とは異なる部分が多い形式です。

小田急らしくないところは多々ありますが、個人的に辛いと感じているのが車体の幅です。
2600形以降幅広車体を採用してきた小田急ですが、3000形で方針を転換しました。
それを4000形も踏襲したわけですが、とにかく車内が狭いのです。

体感的な感想ではありますが、朝ラッシュで4000形が来ると、ドア付近に人が集まり、明らかに体感的混雑度が増しています。
これには理由があって、幅広車体では通路部に4列が自然とできるのですが、4000形だと3列になってしまうのです。
そのため、結果的に扉付近に人が集まってしまい、圧迫感が強くなります。

一人の社会人として、私も朝ラッシュに小田急を利用しますが、4000形が来た際にはかなり気持ちが落ちます。
3000形も狭いのですが、体感的には4000形の方が狭いと感じます。

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共通化は必要なことかもしれませんが、やはり線区の事情に合わせた対応というのは必要なのだと実感します。
そろそろ登場しそうな新形式は、8000形を置き換えるのでしょうから、幅広車体になることを利用者として願っています。