小田急で聞ける踏切の音は独特なもので、特徴の一つとなっています。
他の路線でもたまに存在しているのですが、全てがこの音となっている線区はないと思います。

さて、この通称小田急音色とか呼ばれている音ですが、実は近年変化しているのです。
10年ぐらい前から新音色が増えてきたと記憶していますが、僅かな変化なので気付かない人もいるようです。

以前の音色と比べると、新音色は音が柔らかくなっており、上品な印象を受けます。
最近は新音色を聞く機会が増えた印象で、以前の音色は消滅したか、僅かといったところでしょう。

20190104_07

この踏切の音色、遡るとさらに音が少し違うようにも感じます。
昭和に撮られた映像等では、若干違って聞こえるような気がしますが、断定はできません。

さらに昔の映像等を見ると、普通の踏切っぽい音が鳴っていますので、この小田急音色が中心になったのは昭和の終わり頃のようです。
小田急らしい音として、沿線にも定着しているこの音、音色は多少変わっても長く続いていきそうです。