新塗装化されて以降、さらに脇役となってしまった感が強かった小田急のLSE。
そのLSEに転機が訪れます。

それは2007年のことで、開業80周年を記念して、1編成が旧塗装に復元されることとなりました。
シングルアームパンタ化等、オリジナルとは異なる部分もありますが、久し振りに見られる懐かしい姿に心が躍りました。

旧塗装に変更されたのは第4編成で、一気に注目される存在へと変わりました。
前面の窓枠が黒いので、オリジナルとはだいぶ印象が異なる姿ではありましたが、その注目度は本当に高いものでした。

旧塗装化後のLSEですが、基本的に他車と共通運用になっていたので、晩年ほど楽な撮影ではありませんでした。
一度見かければあとは追いやすいので、まずは見つけるというのがこの頃のやり方でした。

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旧塗装化された後ですが、2010年の1月に第2編成が廃車となりました。
LSEにとっては、初の廃車です。
少しずつLSEにも終わりの時が見え始めてきました。

そして、2012年には第1編成が廃車となりました。
このまま全廃されてしまいそうな流れですが、ここからLSEにとって最後の活躍が始まります。

続きは次回にしたいと思います。