どの鉄道会社にも、本格導入前の試験等を理由とした、1編成のみの異端車が存在するものです。
小田急にも1編成のみの存在で、撮影欲をそそられる車両が何編成かいますので、今日はその車両たちをご紹介します。

まずは8000形です。
界磁チョッパで残る2編成が気になる存在ですが、1編成のみとなると別の編成が該当します。
それは8058Fと8258Fで、厳密には2編成となるわけですが、実質的に固定編成として使われています。

この編成は、8000形で唯一LEDのヘッドライトを装備しており、遠くからでも明るさですぐに分かります。
今後8000形で増える可能性は低いことから、唯一の存在として要注目です。

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続いては1000形の1051Fです。
クハ1151側のみですが、クヤ31形と連結するためにスカートの形状が異なっており、これはワイドドア車を除くと唯一の形態です。
中間に入っていることが多く、なかなかお顔を見せてくれないので、希少価値もかなり高くなっています。

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1000形といえば、忘れてはいけないのが、唯一8両固定編成となっている1081Fです。
登場から今まで1編成のみ、常に注目される存在です。
この編成を最後に2000形の増備に移行してしまったので、以後1000形の8両固定編成は製造されませんでした。

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2000形では、ラスト編成の2059Fを撮っておきたいところです。
他の編成がインペリアルブルーの帯色に変更される中、唯一ロイヤルブルーのまま残っています。
いつ変更されてもおかしくないので、チャンスがあれば撮っておきたい編成です。

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3000形では、やはり元変態カバーの3263Fが気になる存在です。
特徴的なカバーは撤去されてしまいましたが、取り付け時の名残が床板に残っており、それなりに目立ちます。

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地味な違いが多いものの、だからこそ撮っておきたい異端車たち。
他の編成と混ざって運用されているので、狙って撮るのは簡単ではありませんが、確実に撮っておきたいものです。