現在も製造が続き、小田急で最大勢力となっている3000形。
3251Fの登場から始まったその製造は、少しずつ仕様を変えながら続いてきました。

3000形には6両、8両、10両編成が存在しますが、4両編成がありません。
これだけの編成数があるのに、4両は存在しないのです。

6両の車番は3200番台となっているので、小田急の原則どおりになっています。
つまり、3000番台を4両に使うことができるのですが、登場する前提で空けていたというよりは、原則に従ったと考えた方が良さそうです。

後輩の4000形は10両編成しか存在しませんが、こちらは最初から4000番台を付けており、どうも安定感がありません。
4000形には4両を製造する噂がありましたので、その場合は4500番台でも付けるつもりだったのでしょうか。

3000形の計画性にも疑問点があり、8両は3600番台を付けましたが、その後登場した10両では3090番台を、8両から10両になった編成は3080番台を付ける等、かなりややこしくなっています。
10両化自体が後から計画されたことのようなので、4両を製造する可能性自体はあったのではないかと思わなくもありません。

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以上の経緯から、明確に決まってはいなかったものの、4両を製造すること自体は考慮されていたのではないかというのが、個人的な見解です。

固定編成化が年々進む小田急ですので、今後4両編成が製造されることはあるのでしょうか。
単独での運用は限られており、必要な時期に6両を短縮すれば済みそうなこともあり、今後の動向が気になるところです。